調剤薬局事務の年収はどれくらい?

調剤薬局事務の年収はどれくらい?

私の友人が調剤薬局事務の仕事をしています。ひょんな拍子に年収の話になり友人に1年間の年収を聞いてみたところ、驚くべき答えが返ってきました。友人の年収は320万円だというのです。

 

最初は手取りの年収だと思って話をしていたのですが、どうも話にズレが生じてきて、きちんと聞くとそれは税込の年収でした。すなわち、手取りはもっと少ないということを意味しています。

 

私は調剤薬局事務の年収は低いと聞いたことがありますが、こんなにも低いとは思っていなかったので驚いて色々と尋ねてしまいました。月収は20万円でそこから税金や健康保険料が引かれてしまうので、手取りは16~17万円と、20万円には程遠いということです。

 

また、友人の事業所ではボーナスが月収の2ヶ月分でますが、元々の月収が低いためにボーナスも高くなることはなく、テレビ等で紹介されるボーナス金額には大きく及ばないということです。

 

友人が言うには、自分が働いている調剤薬局の年収は業界内ではまだマシなのだそうです。ボーナスが出ない事業所で働いている人もいるし、地方に行けばもっと低い年収で働いている人も多いということでした。

 

そして自分は実家に暮らしているから、給料が低くても生活していけるとのことです。家族を養わなければならない男性はこれくらいの年収だと家計を維持できないということで転職を余儀なくされる人もいるそうです。それを聞いて、調剤薬局事務で男性をほとんど見かけない理由はこれなのだと納得しました。

 

調剤薬局事務の年収が低い理由は、就職希望者が多く代替要因がすぐに見つかるということが1つです。また、勤務時間が短く人件費が安いパートが多いので正社員採用が少なく、年収が低くてもどうしても正社員で働きたいという人は応募してしまうということも1つです。

 

朝から夕方まで長時間拘束されているのにこんなに低い年収では、到底納得できません。もっと賃金が改善されることを期待します。

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