調剤薬局事務のさまざまな仕事

調剤薬局事務のさまざまな仕事

調剤薬局事務の仕事は、パソコンでのレセプト入力作業と患者さんへの応対と思われがちですが、実際は様々な仕事を行っています。今回はそのうちのいくつかをご紹介します。

 

まずは掃除です。調剤薬局は医療現場ですので、清潔さが求められています。掃除も丁寧にすることを心がけなければなりません。調剤室の中は薬剤師が掃除をすることが多いです。

 

そのため、調剤薬局事務は待合室や投薬台、玄関やトイレなどといった患者さんが目につきやすい場所の担当になることが多いでしょう。

 

次に店内のディスプレイです。調剤薬局の中には、一般用医薬品の販売をしている場合があります。また、数店舗を展開するようなチェーン店の場合、オリジナルの医薬品を販売していることがあります。

 

一般用医薬品は、並べているだけでは売れませんので、陳列を工夫したりPOPを作ったりして患者さんの目につくようにします。健康茶といった飲み物の場合は、サンプルとしてポットを用意している場合もあります。

 

他にも、季節に合わせてディスプレイや飾りを替えたり、季節ごとの花や観葉植物を栽培していることがあります。

 

最後に薬の移動です。1人にしか出ないと分かっている医薬品は、箱で注文すると在庫がはけずにロスが出ることがあります。それを防ぐため、チェーン店などでは数店で合わせて1箱を注文し、必要な分だけ小分けするという形をとることが多いです。

 

また、遠くの医療機関の処方せんが来た時には、在庫がない医薬品を指定してあることがあります。このような場合は、その医療機関の門前にある調剤薬局に小分けをお願いします。

 

お願いした相手の薬局に取りに行くのは、調剤薬局事務の仕事になります。徒歩や自転車で行くことが多いですが、土地柄によっては自動車で行くこともあります。

 

調剤薬局事務は、様々な仕事をこなさなければなりません。勤めはじめた時には覚える仕事も多くて大変だと思うかもしれませんが、慣れると楽しく、やりがいのある仕事に替わります。調剤薬局事務は、ぜひお勧めしたい仕事の1つです。

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